なぜ倒産するのか 逆ざや編
予想を大きくはずれる『逆ざや』
保険料は多めにもらって、そしてその保険料から経費を引いて、保険金を支払っている。
これを見れば、全て自分で決められるのでどう考えても倒産しようがないように考えられます。
ではなぜ、倒産してしまうのでしょうか?
理由は、逆ざや、運用の失敗、信用不安、収入減、関連企業の破綻など様々あります。
まず、逆ざやについてご説明します。
逆ざやとは本来利益の出るべき部分が損になっている状態の事です。
つまり、予定外の状況が起きてしまった時に逆ざやは発生します。
生命保険は最初に予定利率という物を自分で決めることが出来ます。
(自分で決めると言うことは良いことばかりではありません。その責任が全て自分にくるのですから・・・)
そこで、最初に「これは10%の運用が出来る」と考えれば、契約者に対しては少なく見積もって5%の約束をします。(あくまでも例です。)半分になってもまだ安心です。
しかし、バブル崩壊など様々な想定外の状況がおき、本来であれば「10%の運用が出来るはずだったのに・・・」それが平気で2%1%−5%となります。
このとき、逆ざやが生じます。
現在の逆ざやと言えば、「運用の失敗からくる損失」が一般的ですが、
死亡率などでも逆ざやが生じる可能性はあります。
本来であれば死亡率は30%のはずなのに、ウィルスの影響で50%まで跳ね上がってしまった。
このような確率は現在の日本では少ないですが、このような場合も逆ざやになる可能性は高くなります。
なお、アメリカで起きた同時多発テロでは保険会社の損失がとてつもない数字にふくれてしまいました。このままでは倒産する会社も出て、金融不安を起こし世界経済に大打撃を与える可能性もあるとして、アメリカでは保険会社の損失の一部を負担することで、保険会社の倒産を防ぎました。
これも一種の逆ざやと言えるかもしれません。
逆ざや以外にも「運用の失敗、信用不安、収入減、関連企業の破綻」など様々な倒産要因があります。
次のページではその他の倒産要因についてご紹介します。
>>
保険会社はなぜ倒産するのか その他の理由編
>> 生命保険の仕組みと裏側TOPへ戻る
>> 生命保険のヒミツTOPへ戻る
|